尋常性白斑とは

 

■尋常性白斑の特徴

尋常性白斑(じんじょうせいはくはん vitiligo vulgaris)は、不規則に皮膚の色素をつくる働きのある部分の損失を引き起こす慢性的な皮膚疾患である。俗称「しろなまず」ともいいます。この症状が髪の毛の所に来ると、その部分の毛の色が白くなる場合もある。
米国の人口発生率は1%~2%と考えられている。

尋常性白斑とは別に、先天的に色が白く抜けている病気があります。
その代表が全身性の白皮症、部分的な白皮症(まだら症)及び生まれつきの白いあざ(脱色素性母斑)があります。

■尋常性白斑の種類

尋常性白斑には、限局型、汎発型、神経分節型の3種類があるといわれています。
限局型は、身体の一部に白斑が認められるもの。汎発型は、皮膚分節と無関係に脱色素斑が多発して生じる。徐々に脱色素斑が新生、拡大していき、最終的には全身に広がる。甲状腺機能異常が合併していることもある。神経分節型は、若年者に発症し、皮膚分節に一致して脱色素斑が出現する。皮膚分節を超えて拡大することはない。

■尋常性白斑の原因(注:以下の内容は参考例であり、治療の際は医師の判断に従って下さい。)

自己免疫疾患の一種であるといわれています。つまり、自分の体の中の、本来ならば細菌などから体を守る白血球とかが自己の体の細胞を攻撃するというものです。白斑の場合には、メラニン色素を形成する細胞を攻撃しているわけです。その意味で、他の自己免疫疾患である、膠原病(リューマチ)・潰瘍性大腸炎・クローン病などと原因を同じくするものともいえます。

汎発型では、メラノサイトに対する血中自己抗体が出現しメラノサイトが死滅することによって生じる。よって、自己免疫疾患の一つである。甲状腺機能異常を合併していることが多いのもこの関係があると考えられる。
神経分節型では、局所の自律神経障害が原因であるが、正確なことはわかっていない。メラノサイトは完全に死滅していない。

伝染することはなく、また、遺伝することはないといわれることがありますが、詳しいことはわかりません。発症のきっかけは、怪我ややけど、日焼けなど皮膚に何らかの刺激が加わることによって発症することがあるといわれています。

ストレスが白斑の原因となるかという点については医師の間でも両論があるようですが、筆者自身も仕事上でひどいストレスを感じたときは白斑が目立ったり、拡大の様相をみせたりしたので、ストレスが白斑を拡大させる一つの原因になると思われます。

発症の時期は、幼少期の発症から大人になった後の発症まで、様々なもののようです。ただし、老年期になってから白斑が生じるのは、老化現象による場合があり、これは老人性白斑といって、尋常性白斑とは別個のものといわれています。

■一般的な治療法(注:以下の内容は参考例であり、治療の際は医師の判断に従って下さい。)

治療の基本は、副腎皮質ホルモン(ステロイド)外用とPUVA療法(紫外線治療)であるが、難治である。また、美容のため皮膚移植を行うことがある。とりあえずは、皮膚科医師に相談を。

筆者自身は現在、Narrow-Band UVB治療を受けています。もともとは乾癬の治療として行われたナローバンドUVB(NB-UVBともいう)治療で、最近、白斑にも取り入れられ治療効果がみられます。PUVAと比べ、狭い周波数の紫外線だけを照射するものであり、ソラレンの内服ないし塗布の必要がなく、治療効果が高く、副作用の危険が少ないといわれています。ナローバンド対応のデルマレイが、一般の紫外線照射のものよりも高価なものなので、まだ導入している病院は少数です。

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